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コンサルタントと関わりがないと回答した美容室経営者は63.1%。

毒女は、この3月まで大学院で経営学を学んでおり、
卒論に向けて美容業界について様々な研究を行った。


その中で、リサーチした美容室経営者t対象の調査結果によると、
コンサルタントと関わりがないと回答した経営者は63.1%という結果だった。
(サンプル数:全国経営者295名)。


理由はさまざまだろう。そもそも何をする人なのかわからん、とか。
胡散臭い、とか。
偉そうなんじゃないか、とか。
自社だけで解決できるわい、とか。。
コンサルタントは資格が必要なわけではないので誰でも名乗れてしまうこともあり、定義が難しいし、能力はスタートしてみないとわからない部分はあると思う。あと、大事な相性もね。


美容室特化型のコンサルティング会社である毒女の会社は、
ひとつではない美容室の課題や目標に対してオーダーメイドでゼロから仕組みや運用方法を創り出す。
これができるようになるまでに膨大な時間と費用を投じてきている。

ところで、毒女の会社はモノを販売しないと決めている。(いい悪いじゃなくて)。
つまり、コンサルティングそのものが美容室でいうところの技術で、商品なんです。


販売する商品が最終的な収益をあげる目的なのであれば、タダで情報提供やコンサルティングをしたとしても売上は作れる。つまり、タダ働きにはならない。
いわゆるコンサルティングやセミナーや情報提供が商品を販売するきっかけ(フロントツール)としてあるのではなく、これ一本で勝負している。
で、あれば中途半端な情報提供や関わりではお仕事を依頼していただけない。
故に勉強や情報収集や経験を積むことに時間とお金と魂を注ぎ込んできた。


美容師さんも同じじゃないかって思うんです。


みなさんに問いたい。


美容師さんの技術とは、施術だけですか?


美容学校で勉強して国家資格を取ったこと。
中には奨学金でまだ返済しながら勉強しつづけている人もいる。
朝早くから夜遅くまで技術練習を時には泣きながらしたこと。
休みの日もセミナーへ行き勉強をしたり、
手荒れや腰痛に苦しんだり、
技術習得に心折れそうになったこと、
思いがけないクレームに胸を傷めたこと。
美容師さんも同じように時間とお金と魂を注ぎ込んで経験を積んできたはず。


最近コロナ自粛のため、メーカーさんも工夫をしていて、
伸びたところだけ染められる、カラー剤のキットを販売している美容室が増えてきている。
どこも販売促進や広報の仕方は様々、工夫をされている。
ホームカラーって素人には難しくて、色選びも間違えた経験のある人も多いと思う。そんなことも先回りして、どの美容室でも、
「色選び、塗り方のコツもレクチャーします」、と。
さすが!助かる!!


でも待てよ?同じ商材でも金額が違うのはなぜ?


染める時に必要なクロスまでつけてくれてるから?クロスの代金?
え?じゃあクロスがないのに値段が違うのって?


そう、染めるのはお客様だからという理由で商品代のみで販売しているお店と、
色選びのカウンセリングと選定代、塗り方のレクチャー代も商品に入れて販売しているお店の違いである。
前者はお客様に少しでもお安く提供する、というバリューを意図しているのかもしれない。


でも毒女は思った。施術以外も立派な美容師の技術ではないのか?と。


国家資格がなけりゃできない仕事なのにタダでいいの?って。


バリュー(価値)とは、必ずしも目に見えるものや費やす時間の長さだけではないと私は考えています。


価値の再定義が必要な時代に突入しました。

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