過去の成功ロジックは、今の時代には通用しないことがある。
最近コンサルティングの現場で特に感じていること。
内製化のメリデメ
研修の内製化は自社独自のノウハウやカルチャーを反映することで、
コスト削減を実現できるメリットがある。
また、自社に特化した内容にすることができるので、
理解がしやすく、ノウハウも蓄積できる。
また、必要なタイミングですぐに実施できるのも
メリット。
何事にもメリットがあればデメリットもある。
研修は実施すること自体よりも、
事前の企画と時代に合った鮮度が重要。
毎年サポートさせていただいている企業さんとの打ち合わせの際、
たった1年前の内容ですらどこか古い、というか
微妙にフィットしない部分がでてくる。
特に近年は、テーマが同じでも8割くらい内容変更することが多い。
内製化するデメリットとしてはこの部分が大きいと思う。
自社で細かな部分、
客観的視点を持ち変化をし続けられるか。
ここに尽きる。
偏見と近視眼
過去にうまくいったやり方を「正解」として
握りしめてしまいがち。
なぜならなけなしの時間を費やして苦労して作った内容だから
使い倒したいと思ってしまうから。
無意識に使い続けることが、
ズレや違和感、そして結果の出にくさを生んでいるケースは少なくない。
なぜなら、成功した当時と今とでは「前提」がまったく違うから。
市場の状況、顧客の価値観、情報の流通スピード、競争環境――すべてが変化している。
それにもかかわらず、
現場は努力しているのに、なぜか空回りする。
周囲との温度差が生まれる。
そして徐々に「なんか違う」という違和感が積み重なっていく。
特に、経験や実績がある人ほどこの罠に陥りやすい。
過去の成功体験は強力な武器であると同時に、
変化を妨げる足かせにもなり得る。
大切なのは、「過去の成功を捨てること」ではない。
それを“そのまま使い回さないこと”だと考える。
あと、よその会社のことはよく見えるのに
自分ちのことはよくわからない。(弊社も然り)。
裸の王様とまではいかないまでも、
半裸の王子にならないようにしたいもの。
時代は変わる。最適化も変わる。
成功の本質を分解し、
今の時代・今の顧客・今の環境に合わせて再設計する。
いわば「アップデートする力」が求められている。
うまくいっていないと感じたとき、
やり方を疑うことはあっても、
過去の成功ロジックそのものを疑うことは意外と少ない。
しかし、本当に見直すべきはそこかもしれない。
時代が変われば、正解も変わる。
だからこそ、成功体験に固執するのではなく、
「今に合っているか?」という視点で問い続けること。
その柔軟さこそが、これからの時代における本当の強さになる。
