「あなたのためを思って」
というのは、
上っ面だと
じわじわと
低温やけどのように
後遺症をもたらすほどに
本人をダメにすることがある。
おはようさん。ママです。
今日は、人事異動をさせようか
どうしようか
悩まれている人事担当者さんがご来店。
うまく機能していない抜擢をどうするか
たとえばの話。
ある人物を
それなりのポジションに
昇格させたが、
思いのほか
業績やパフォーマンスが
芳しくない場合、
もしくは、
本人がとてもつらそうな場合、
あなたが人事担当ならどうする?
「異動して間もないし、
急に降格も本人も恰好つかないし
傷つくだろうから
このまま様子を見よう」
これは確かに一理ある。
ある意味優しい人事なのかも。
だがしかし、
当の本人は、
あがき続けるも、
一向にうまくいかない。
昇格するくらいの人物だから
旧ポジションでは
それなりの業績を上げていただろうし、
責任感もあっただろう。
それゆえ、
焦って試行錯誤するも
うまくいかない。
そして、だんだんと
自信を失っていく。。。
ポジションの向き不向き
その人が優秀かどうかというのは
組織側の見方であって、
優秀であるけれど、向かなかった
というのが本質だろう。
その人がダメなんじゃなくて
その仕事が向いていなかっただけ。
だけど、
本人の自信はごっぽりと
そがれてしまった後。
その後の
ポジション変更は
まさに地獄の始まり。
自信を失った状態で
新しいポジションで
成果を出すのは
難易度が高い。
じゃあどうすりゃいいのさ
厳しくも温かい組織であったなら、
早々に
ポジションをチェンジさせ、
一時期インターバル的な部署で
本来の自分を取り戻させる。
そして、
また然るべきポジションに就かせることで、
本人が失うと一番辛い自信まで
奪われることはない。
そして、
優秀な人材の退職や
メンタル疾患による休職
なんかも防げる。
そもそも
これがこの会社のやり方ならば、
「うちの会社はこのやり方」
という認識が社内にあれば、
昇格直後の異動であったとしても
「いつものこと」
として、
「えー!○○さん、異動早々降格だってー!」
とかいう会話自体ないはず。
本質的な「あなたのためを想って」とは
今回のケースの場合、
当事者は
自信を奪われることなく、
向かない業務に苦しめられることもなく、
成果をだすことができる。
今回のお話は
部分的に
ママの体験談でもあり、
関わった会社の好事例でもある。
辛い経験をしても
その後誰かの幸せにつながり、
それによって
自分も報われ、
人が喜ぶ姿を目の当たりにすることで
しあわせを感じる。
まさに
ハッピーリレイションズ!
おあとがよろしいようで。
ほいじゃまたね。