昔、職場で同僚が、上司に向かって

「僕、褒められると伸びるタイプなんで」

と言ったところ、

「なんだよ、ポメラニアンタイプって!

キャンキャンうるせーんだよ!」

とキレられ、

笑うに笑えない場面を経験しました。

同じく、ポメラニアンタイプのママです。

今日は外部研修なり

時間やコストをかける研修を受講後、

効果を何倍にもする方法について。

人事課の方がご来店。

ホーソン効果

有名な話しなので

ご存知の方も多いかとは思いますが、

ホーソン効果について。

1924年〜1932年、

アメリカ・シカゴの

ウェスタン・エレクトリック社ホーソン工場で

行われた実験。

研究者たちは、

「作業環境の改善が

労働生産性にどんな影響を与えるか」

を調べようとしました。

主な実験内容と結果

① 照明実験

  • 内容:作業場の照明を明るくしたり暗くしたりして、作業効率にどう影響するかを確認。
  • 結果:明るくしても暗くしても生産性が上がった。
  • 考察:作業者が「自分たちは注目されている」と感じたことで、意欲が高まり、行動が変わった。

② リレー組立実験

  • 内容:女性作業員5人のグループで、作業条件(休憩時間、勤務時間、食事の有無など)を変えながら生産性を見る。
  • 結果:どの条件でも生産性は上がった。
  • 要因
    • 研究者との信頼関係
    • 作業環境の改善
    • 仲間との良好な関係
    • 注目されているという意識

ホーソン効果の意味と本質

ホーソン効果は、単なる

「見られていると頑張る」だけではなく、

以下のような心理的要素が関係しています

  1. 注目されることの重要性
     → 人は自分に関心を持たれると、モチベーションが上がる。
  2. 信頼関係の構築
     → 観察者との関係性が良好だと、よりよい行動につながる。
  3. 仲間意識・協力
     → 良い人間関係があると、相乗効果が生まれる。

ただし、

観察側、人事の人だったり、

経営者だったりとの

元々の信頼関係の質が悪かったり、

観察する態度、

偉そうに自分は無関係と

いわんばかりの観察の仕方

なんかは、

いい効果を発揮できないのは

当然のこと。

研修の効果を10倍にさせる具体的な方法は?

ホーソン効果の事例でわかるように、

研修を社内であれ、外部であれ、

そのことに無関心であることは、

せっかく時間も費用もかけるのに

もったいない。

ある時期に決まった研修を実施する、

ということ自体が目的化してしまっている状態。

・いつ、何のために研修を誰が対象で受講するのか

・実際どんな内容の研修だったのか

研修実施後、受講者との接点と

接点を持った人間の数により、

受講者は

「きちんと見てもらっている」

という受け止めをする。

ママの会社の研修で

研修後接点を積極的に

取られている企業さんの

離職率はとても低いです。

研修のやりっぱなしと

電気のつけっぱなしは

勿体ない。

ほいじゃまたね。