お盆休み真っ只中。

経営者の皆さんも、普段より少し仕事から離れて、

ゆっくり過ごされていることと思います。

でも、実はこうした「経営者が会社にいない時間」だからこそ、

見えてくるものがあります。

それは、会社がどれだけ経営者に依存しているかということです。

経営者がいなくても、社員同士で相談しながら仕事を進められる。

お客様から問い合わせがあっても、誰が対応するのかが分かっている。

判断に迷ったときも、ある程度自分たちで考えて行動できる。

こうした会社は、経営者が不在でも大きく仕事が止まることはありません。

一方で、

「社長がいないと何も決まらない」

「社長に確認しないと動けない」

「社長がいないから、とりあえず休み明けまで待とう」

という状態であれば、

そこには組織としての課題が隠れているかもしれません。

もちろん、経営者がすべてを把握していることは

悪いことではありません。

創業間もない会社や少人数の会社では、

経営者が細かく判断する場面も多くあります。

ただ、会社が成長していくためには、

少しずつ「社長がいなくても考えて動ける人」を増やしていくことが大切です。

そのためには、仕事を任せるだけでは十分ではありません。

「なぜこの仕事をするのか」

「どこまで自分で判断していいのか」

「困ったときはどう相談するのか」

そうしたことを日頃から伝え、

社員が自分で考えて行動できる環境をつくる必要があります。

そして、お盆休みが終わって会社に戻ったときには、

ぜひ社員の様子だけでなく、

「自分がいない間、会社はどう動いていたのだろう?」と

いう視点でも見てみてください。

誰かが自然に周りをサポートしていた。

以前より社員同士の会話が増えていた。

自分がいなくても判断して進めていた仕事があった。

そんな小さな変化があれば、

それは組織が育っているサインです。

反対に、何でも経営者に確認が集中していたなら、

それも今後の人材育成を考える大切なヒントになります。

経営者が休んでいる時間は、

会社の「自走力」が見える時間でもあります。

人を育てるということは、

単に仕事ができる人を増やすことではありません。

経営者がすべてを抱えなくても、

社員がそれぞれの立場で考え、動き、支え合える組織をつくること。

そのために、経営者と社員の間に立ち、

現場を見ながら一緒に考えることも、

私がブランドパートナーとして大切にしている役割の一つです。

お盆休みが終わったら、ぜひ

「何をさせるか」だけではなく、

「自分がいなくても動ける組織になっているか」

という視点で、会社を見てみてはいかがでしょうか。