「困った時だけ相談する」
「課題が出たら専門家を入れる」
経営をしていると、そうした関わり方はよくあります。
もちろん必要な場面もあります。
一方で、会社にはもう少し曖昧で、でも重要なテーマがあります。
たとえば、
・会社として何を大切にしたいのか
・現場と経営の考えが少しずつずれている気がする
・会議をしても、前に進んでいる感覚が薄い
・人材育成をしたいが、何から始めればよいかわからない
・施策はあるのに、成果につながっている実感がない
こうしたテーマは、正解をもらうだけでは動きにくいものです。
外部の専門家を入れても、なぜ変わらないことがあるのか
多くの場合、問題は知識不足ではありません。
経営者は十分考えている。
現場も頑張っている。
会議もしている。
それでも動きづらくなることがあります。
理由のひとつは、
「考えていること」と「意思決定」がつながっていないこと。
頭の中にはあるけれど、優先順位になっていない。
言葉になっていない。
共有されていない。
そんな状態です。
ブランドパートナーという役割
ブランドパートナーという言葉に、明確な正解はないかもしれません。
私が考えるブランドパートナーは、
会社の代わりに経営する人でも、答えを教える人でもありません。
経営者や組織の中にすでにある価値観や考えを整理し、
判断や対話の質を整える役割です。
たとえば、
・会議で本当に決めるべきことを整理する
・現場の声と経営判断の間をつなぐ
・育成や営業の方向性を言語化する
・施策ではなく優先順位を整える
そんな関わり方です。
変えることより、続けられること
会社は、正しいことを一度やるより、
納得した判断を積み重ねる方が長く強くなると感じています。
だから私は、大きな改革より、
小さな意思決定や対話の質に目を向けています。
外部だから見えることもあります。
でも、それ以上に、
社内だから当たり前になって見えなくなっていることを、一緒に言葉にしていく。
その時間に価値があると思っています。
良い会社ほど、一人で抱えやすい
経営者は多かれ少なかれ、
相談するほどではないけれど、
頭の中に置いたままのテーマを持っています。
答えが欲しいわけではない。
ただ、一緒に考え、整理し、
判断できる相手がいるだけで進むことがあります。
もし今、施策を増やす前に少し立ち止まって考えたいテーマがあるなら、
そういう時間の使い方も、経営にとって意味があるのかもしれません。
