おはようさん。ママです。

今日はそろそろ始まる

美容室の夏のキャンペーンについて。

常日頃思っていることを。

美容室の店販キャンペーンとは

まずご存知ない方のために

店販とは、美容室で取り扱っている

シャンプーやらおうちで使うための

販売物の総称。

たまに、

お店に「店販商品10%OFF」

とか書いてあったりしますよね。

そもそも「店販」って言葉は

お客様向けではなく

いわゆる業界用語の部類に入るので

お客様向けのお知らせに入れるのは

おすすめしないのですが。

また横道にそれました。

美容室では商品を試してもらうため、

購買アクションのきっかけとなるよう、

多くは年末年始や夏に

キャンペーンとして、

ディスカウントして提供します。

このキャンペーン、

お客様側の違和感、感じたことないですか?

クロスをかけられた獲物

いつものスタイリストだけでなく、

通常ほとんど会話をしない

アシスタントから

モーレツな商品アプローチ攻撃に

あったことないですか?

最悪なケースは、

隣の席でも、

またその隣でも

同じ商品を案内されている。

こうなると、

特に営業系のお仕事されている方は

ピンとくる。

「あ、ノルマあるのね」と。

誰かれ構わず、ノルマクリアにひた走る

ジャパニーズビジネスマン。

それはまるで、

視力2.0の人にでも

コンタクトレンズのチラシを配りまくる

チラシを配り終えることがノルマの

バイト状態。

美容室では

クロスをかけて

てるてる坊主状態の我々。

セールスから逃げられない。

ましてやこれから

髪をいい具合にしてもらいたいし

無下にはできない。

そして、大好きなスタイリストさんに

嫌われたくない。。

これが嫌で一切すすめない美容室に

行くお客さんが一定数いるが故、

美容師さん側も、

「嫌われたくない」

と思い、

日頃おすすめしない。

その分、ノルマが明確にある

キャンペーン期間中は

プレッシャーと、安くなっているから

言いやすい、という

間違った動機で

勇気を出して

お客様にアプローチするのである。

ここにお客様側と美容師側の

ギャップが生まれているから売れない。

じゃあどうすりゃいいのさ

これの何が問題って、

美容室に行くお客様は

程度の差こそあれ、

美意識がある。

キレイに、かっこよくなりに

美容室に行くのである。

そしてメイクをする女性であれば

多少なりとも

キレイに見せたいという

気持ちがある。

その美容室にリピートしている

お客様であれば、

なおのこと、

そのスタイリストに信頼を置いている。

そのスタイリストが作る

スタイルが気に入っている。

そのスタイリストが好きなんである。

だからこそ、

日頃から、

商品の、

商品という言い方をすると

売る側の目線だが、

その美容グッズの

提案を、

私専用の提案を、

して欲しいのである。

その時売れなくっても

美容師からの言葉は

毎日髪を洗うときや

スタイリングするときに

思い出す。

その蓄積が

店販の信用貯蓄だとママは考える。

信用貯蓄は時々引き出したくなる

信用貯蓄、

いわゆる

スタイリストへの信頼と、

自分にどんなアイテムが必要なのか

という知識を

担当のスタイリストさんから

蓄積されたお客さんは、

何かのきっかけで

引き出したくなる。

そう、商品を買うという行為をしたくなる。

そのきっかけは、

・臨時収入があった時

・なんとなく気分がいい時

・何かいつもよりキレイに見せたいイベントを

控えているとき

・新しい何かが始まった時

そして、

それがたまたま

キャンペーンだったら、

「いつもおすすめしてもらってる

私が欲しかったものが

今なら10%OFFで買える!

○○さん(←スタイリストさん)

ありがとー!大好きチュッ♡」

となり、

さらにそのスタイリストさんから

離れられなくなるくらい

大好きになるのである。

営業活動はすぐに数字に表れないことの方が多い

たまたま欲しかったという人に

売りたかった商品がマッチして

ちょっと話しをしただけで

ポーンと売れることもある。

いわゆるラッキー受注、なんてことはある。

だけど

大抵は

「検討します」

とか

「いいですねー」

と言い反応なのに買わない、とかがほとんど。

営業活動とは、

その商品の価値と同等か

それ以上に

誰から買うか、

が重要なんである。

だから、

焦らず、

いじけず、

傷つかず、

地道に、

お客様との信用口座を開き、

信用貯蓄を

コツコツコツコツ

ためていく。

あくまでキャンペーンは

後押し。

商品が売れる

年に数回のチャンスにしては

いけない。

ほいじゃまたね。