おはようさん。ママです。
連休明け、どんな?
顔色おかし気な部下の人おらん?
今日はメンタルヘルスの管理も重要な
営業組織をまとめる
チームリーダーさんがご来店。
成績優秀でも鬱になる
メンタルをやられる時というのは、
一般的にはライフイベントが重なった時。
それはネガティブなライフイベントだけでなく、
結婚や引っ越し、昇進なんかでも
トリガー(引き金)になる。
ママは営業のプレイヤー時代
結構営業成績が良かったんよ。これでも。
そしてその後、管理職になるんじゃが、
そこでも自分の営業組織の成績は良く、
(これは私が偉いんでもなんでもなく、
とんでもなくメンバーが優秀じゃった)
はたからみれば、順風満帆。
ほいじゃがね、
ある日、
眠れなくなり、バナナ1本を
一日かけても食べれんくなったんよ。
お前が鬱になるわけない、という励まし。
どうもおかしい思って、
当時の上司に相談。
大きな会社だったので
管理職研修を受けさせてもらっていて
そのコンテンツのひとつに
メンタルヘルスに関するものもあり
まさに、メンタルやられる前に声かけましょう
のレベルに自分が入っていることに気付いたので。
当時のママは
今よりもっとイヤなやつだったので、
メンタルやられるなんて
弱い人間がやられるもの
なんて偏見があったもんだから、
自分がなるなんて絶対許せないのもあり、
当時の上司からの
「お前がなるわけないだろう」
という一言に
「そうですよね!」
とホッとしたような気になったようだった。
”ようだった”というのは
どこか自分の状況が
普通ではないことに
心底ホッとできてなかったからだろう。
ほどなくして、
体重がギュンギュン減っていき、
5号サイズのスカートですら
くるくる回るほどになり、
産業医からうつ病だと思うから
病院に行くようにと言われたのでした。
関係性から救われること
大きな会社というものは
ありがたいもので、
産業医の後、提携しているカウンセリングなんとか
というところでカウンセリングを受けさせてもらい、
結果自宅から一番近いメンタルクリニックを
紹介してもらい、
正式に(?)うつ病の診断を受けたのでした。
うつ病についての細かなことは
またの機会に。
当時のママの上司のことを
ママは大好きで尊敬をしていたのが
本当に良かったんだけど、
関係性が良いというベースがあったから
病気になって、
なんでもネガティブ思考に偏りがちな
時ですら、
上司のあらゆる働きかけについて
素直にありがたいと思っていた。
休職中のお昼、
当時の上司がランチに連れ出してくれた。
ママは食いしん坊だったので、
自宅近くでカレーなら食欲なくても
食べられるだろうと、
気を遣っていただいたんだが
その時のママは
大好きなカレーですら
味がしないという、味覚障害も
出てしまっていて、
一口も食べられなくて、
「ごめんなさい、食べられないです」
と。食べられないことが
申し訳ないやら情けないやらで
涙ぐんでいると、
その上司はなんと
ママの分まで2皿食べた!
それに感動してまた涙。
とにかくうつ病中というのは
感情が過敏になっていて
すぐ涙がでるし、
すぐ腹も立つ。
今思えば、あの時の上司が
別の嫌なやつだったら
もっとつらかっただろうと思う。
上司も完璧ではないのだから
当時の上司を褒めちぎる回のようになっているけど、
コミュニケーションの達人で
営業もバリバリ、頭のキレる人だった。
でもさ、
必ずしも上司がみんなそうとは限らない。
名プレイヤー名監督にあらず
とかいうように、
営業成績が良かったからと言って
マネジメントが素晴らしいとも限らないし、
対して売れもしないカス営業だったのに
マネジメントさせたらなぜかわからないけど
説得力のある良い上司になったりということもある。
(見抜く部下もいるけどね)
カス営業上がりが上司になった場合、
カスのクセに(言葉が悪いね)
昇進するくらいだから、
要領だけは良かったりする。
だけどさ、
上司はごまかせても、
部下はごまかせないのよ、これが。
見抜かれるからね、
特に優秀な営業は。
(優秀でないカス営業は
カス上司をおだてて同じ道を辿る)。
カス営業なもんだから
優秀な営業の気持ちなんて
わかるはずもなく、
メンタルやられるわけないと思って
放置しがち。
ママはこれまでのサラリーマン人生で
上司にも部下にも恵まれたので、
優秀な部下がメンタルやられるケースを
体験した。
彼ら、彼女らは
とても繊細で
いつも自分のことは後回しで、
責任感が強い。
だからこそ、
人が気にしないようなことでも
よく気が付く分、
神経もすり減っている。
営業の〆切と同時に
昏睡してしまうメンバーがいたんだけど
彼女はとても成績優秀で、
そして誰よりも繊細だった。
わからない人には
強い女に見えただろうが、
ママは彼女の氷細工のような
繊細さがいつも心配だった。
強そうにしている
優秀なメンバーこそ、
声をかけてあげて欲しい。
この時期特に
声を大にして伝えたい。