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大人女性と若いスタイリストとの白髪の捉え方のギャップについて。

「暑くて溶けそう。。」

昭和の人は毎年夏になると言いますが、

暑くて溶けている人間を見たことがありません。

暑中お見舞い申し上げます。毒女です。

さて、ここまで暑いといよいよ

ある程度の髪の長さがある人は

ひっつめスタイルがちになりがち。

髪をおろしてれば出てこないアイツが

出てきます。

「S」です。

ゴキブリを忌み嫌う人々が「G」というならば、

白髪は「S」です。

大人のSはただ白いところが嫌なんじゃなく、

ただでさえ薄毛気味なのに白髪の部分はまるで

毛がないように見えたりします。

なので、大人の夏のひっつめはプラス5歳です。

田中みな実さんが、おくれ毛スタイルを流行らせていますが、

あれをおば大人の女性がすると、

昭和枯れすすき(古すぎ)

「まーずーしさにー負けたぁ」

「いえ、世間に負けたー」(という昭和歌謡がありました。)

みすぼらしさというか疲れた感が出て、

かわいいというよりはかわいそうな感じになります。

となればやはり染めることになる。

しかし、毒女は長いことSと付き合ってきて

気づいたのだが、

若いスタイリストさんと、

大人の女性との白髪の捉え方は違うことが多く、

非常にがっかりすることが少なくない。

ずばりなにかと一言でいうならば、

若いスタイリストさんの考える白髪染のゴールは

白から色がつくこと。(てことが多い)

※全員がそうというわけではない

大人はそうではない、

白をなかったことにすることがゴールなのである。

技術的なことはよくわからないが、

カラー剤が頭皮につく際に、

そのカラー剤がシャバシャバだと

不安になる。

大抵そのシャバシャバの場合、

白髪に色が着いた程度の仕上がりで、

時にキラキラ光ってたりして、

白髪が見えるのと恥ずかしさは変わらないのである。

染まっているといえば染まっているので

お直しも言いづらいし、

仕上がりを鏡で見せてくれる段階で

既に仕上がりに気づくのだけど

もうどうしようもない。

カットはすごく良くても、

頻繁に染めるカラーがこの仕上がりの場合

次回伝えるのだが、

これまた大抵の場合、

毎回伝えないといけないという不自由さが生じる。

しかも「しっかり白髪が染まるようにしてください」では

まだ不十分なのである。

なぜなら本人としては色がついている状態=染まっている

と思っているのでお互いの認識が違う。

だからと言って毎回

「前に色がついているけどちゃんと染まっていなかったので

わからないようになるように染めてほしい」という言い方は

しつこい嫌味ばばあのようなので

伝え方に困る。

「あれ?あのお客さん毎回カットのみになったなー」

てな時、こんなことも疑ってみてもいいかも。

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