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美容室の新人研修今と昔

こんにちは。

相変わらず更新頻度の上がらないわたしです。

さて、今日は新人研修について。

現在美容室さん向けの新人研修真っただ中で、

昨年とはまた違った感想を抱きながらやっております。

毎年新人研修をしていると、

その年のカラーみたいなのがあって

「今年はやんちゃがおおいな」

とか

「今年はおとなしいな」

とか。

ちなみに近年の傾向としては、

みんな素直で賢い。

あと、人前での発言も物怖じしないのも特徴。

少し前までは緊張して話せなくなる子が

普通な感じでしたが。

そして、たかだか1年といえ、

特に最近は世の中での変化や

想定外の出来事などが頻発していて

去年の当たり前が今年なんとなく

古臭いように感じるパートが多く、

結局毎年ガラリと資料や構成、

ディスカッションの回数や方法を変えるのでした。

知り合いから

「新人研修なんて教えること一緒なんだから

楽勝でしょう」とか言われたり、

新人相手の講習なんてしないよー

という講師の方もいらっしゃったりしますが、

相手が若者であっても、

というか

世代の違う若者だからこそ、

こちらのインプットだけでなく、

異物的でもあるいまどきの思考を

咀嚼して、若者が納得するレベルまで

自分が理解することは、

結構奥深いもので、

毎回勉強にもなっています。

さて、タイトルにもありました

新人研修の今と昔とは何か。

ひとことで言うと、

マニュアルは通じない

ということ

そして

マニュアルは現場でニーズがない

ということ。

これだけ価値観もバラバラ、

しかも人相手の仕事の場合特に

同じお客様であっても

毎回同じ対応でOKなわけはなく、

人を観察する力や

察する力や

考えて行動に移す力なんかが

いるんです。

お辞儀の角度の伝え方でも

なぜその角度なのか、

その角度を自分がやった時の視界

どんな場面で使うのが相応しいか、よりは

お互いが心地よいか。

「自分が〇〇をする」

ではなく

「お客様が」

とお客様を主語にしてこそ

おもてなしというのは昔から

言われていることですが、

今は、それをすることにより

自分も気持ちがい、

自分も嬉しい、

自分が成長できる。

そこまでつなげて伝える必要があるように思います。

今の若者(Z世代)は

社会貢献に関心がある世代と言われています。

「決まりだから考えずにこうしなさい」

ではなくなってますね。

若者に大人の社会に合わせさせるのではなく

お互い心地よい関係性を築けるよう

大人世代も進化せねばですね。

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