アンケート結果に変化。コロナ前と今。
毒女の会社は美容室に特化したコンサルティング会社です。
昨年から今年1月に春夏の商戦に向けて美容室に来店されるお客様へアンケートを実施していたものと、今年の4月~5月に取ったアンケートの結果を比較しているところです。
お店独自のアンケート項目も含むので一部の紹介となりますが、
大きく2つの傾向が見れました
1. コロナ前と現在、あきらかに変わったニーズ
2. 美容室側の思い込みのギャップ
1.については、コロナ前よりも、ヘッドスパ、毛穴ケアといったニーズがグンと高くなっていました。数年前に認知度調査をしたところ、ヘッドスパの定義があいまいというような回答がありましたが、
今回のコロナを機にヘッドスパを初めて体験した方や、SNSでの美容師さんの投稿により認知度、興味、関心の度合いが上がったのではないかと推測しています。
2.の思い込みについては各項目色々とありましたが、
トリートメント比率が10%未満のお店でも
「髪のダメージについてもっとアドバイスが欲しい」とか
「自分に合うトリートメントを教えてほしい」とか
「縮毛矯正をせずに髪をキレイにみせる方法はないのか」などのコメントが多くよせられていたことが印象的でした。
ミーティングの場で、トリートメント比率の低さについて要因を話し合っている際、よく挙がることとして
・今日はいいと言われた
・時間がない
・高いと言われた
などありますが、そもそも必要性があるのに前回断られたからもう案内しない。
とか、一度断られたお客様のことはよく覚えていて二度と案内しない、なんてこともあるようです。
我々お客側はプロではないので、髪の状態がどうなのかは手触りや見た目の感覚でしかないので、「傷んでいやだ」と思ったり感じたりしたときにはケアがしっかりしたくなる時もあるし、必要ないと思う時もある。
トリートメントが嫌いな人、効果がわからない人、お金をかけない人
といった「人」ではなく、
トリートメント今日はいいと思っている、お金を今かけられない時がある
といった「時」で判断するのが正しいように思う。
美意識も低い「人」はずっと低いままのこともあれば、
ちょびっと上がる時も、グンと上がる時もある。
今回のコロナのような外部環境やお客様の内側にある内部環境の両面を鑑みて
店内でのメニューやクーポンなどの打ち出し方を見直す時なのかもしれません。