ムダなロープレとは。
みなさん、こんにちは。
増税もされ終わり(表現がどうかと思いますねw)、年末まできっと今年も
あっという間なんでしょうね。
年末といえば、店販キャンペーンなどされる美容室も多いんじゃないでしょうか。
そこで、今くらいからロープレをやってお客様に案内できるよう毎朝してるお店とか。
わたしは美容室を15年くらい見てきていますが、いまだに多い
なんちゃってロープレ。
完全に寸劇とロープレを間違っとることが、よくある。
それは、お客としておとずれたお店でもわかる。これはたぶん、美容コンサルでなくとも、営業関連の仕事をしているお客様ならば勘づくはず。
「おー、よう練習したんじゃね」と。
よく練習した感じのロープレとは、商品説明がしつこいことが多い。
どこぞのパンフレットに書いてあることをしっかり暗記した風の。
そして言い終わった後あたかもやり遂げたような表情をなさっとる。
もっと踏み込んで実際にロープレをみさせてもらったとき、「やはり」となる。
ダメなパターンは大きくわけて2つある。
- 商品説明パターン
- 寸劇パターン
1.の商品説明パターンはおそらく、どこぞのメーカーさんが持ってきてくれたマニュアルをひたすら暗記しているパターン。お客さんは商品の説明を聞きたいわけじゃないんよ。しかも、成分とか知らんし。これを私は昔からマスターベーション営業と呼んでいる。自分が気持ちいいだけ。
2.の寸劇パターンは、ただひたすら決められたスクリプトを暗記して、「毎朝5分やろう!」という決め事のもと、なんとなくやってるだけのもの。
毎日何も考えずに時間内に同じこと言ってるだけで売れるようになるわけがない。こういうことしているお店には必ずと言っていいほど店販が嫌いなスタッフさんが多い。
ロープレはやればいいものではなく、ポイントがある。
きちんと店販の意味や、そこに介在する美容師さんの価値、お客様とどういう風に寄り添った会話でたくさん共感ポイントをつくるのか。
心と信頼関係、お客様への興味といかにそのお客様を好きになるか。
そこに確かな商品知識、事例があって、きもちのよいクロージングをすること。
それが欠けたロープレはムダなロープレ。
その時間、寝てた方がまだいい。