「お礼に食事でも。」ハラスメント

可愛げがないと言われればそれまでだが。
「この人とは仕事しない」と決めるポイントがある。
そのうちのひとつ。
原価が目に見えないものはタダだと思っている人
私のようなコンサルティングの仕事をしていると非常にわかりやすい。
食事が絡むケース。
これには2パターンある。
その① 誘いパターン
「今度さ、食事でもしながらそのあたり教えてよ、おごるから」
その② 仕事の成果をすり替えパターン
「いやーほんとにありがとう!御礼に食事に招待するよ、何でも好きなもの言って」
冒頭にもゆうたように、可愛げがないのかもしれないけど、
正直、食うに困っていない。
おごるから教えてくれ、というのは友達同士なら十分、いやなんならそんなことしてくれなくてもなんでも教えてあげたい。
けど、あなたとわたしはともだちではない、という場合、すごく迷惑です。
そして、失礼だと思う。
クライアントのお役にたてるよう、時間やお金を投資している私の仕事は、投資をしていて、持って生まれたものでやっているわけではない。
「おごる」という言葉もなんか嫌い。
この場合はいかなければいいのでいいんだけど、
明らかな仕事の成果で明らかに金銭的な利益が大きくでたとお互いの共通認識がある場合、対価を個人的な食事で済まそうとする、圧倒的”テイカー”。
お礼を全てお金にせよ、ということではなく、
ギブアンドテイク、であったり
商売、であったり
義理や人情、であったり
常識、であったり
人をリスペクトする気持ち、であったり
年齢や性別でなく公平な視点をもっている、であったり
人の時間の価値をわかっている、であったり
人の気持ちがわかる、であったり
そのあたりがわからない人とは仕事ができないというふうに私は思っています。
人の時間は有限。時間の価値や想像力に欠ける言動はしないようにしようと思う。
※写真はイメージ