ホットペッパービューティー。コロナ中にPV、集客数伸びたサロンがしたこと。
毒女の会社はホットペッパービューティーのヘア部門正規代理店第一号であり、
前職から同媒体に関わっているのはトータルで20年近くになる。
今日は現在毒女の会社で担当をするサロンさんでの提案事例をご紹介。
外部環境が変われば生活する人々の価値観も変わり、それに伴って消費の動機も変化する。
20年前、ホットペッパービューティーのコアターゲットはF1層(20歳~34歳までの女性のこと)で、当時まだ紙媒体のみだったころは若い女性に受けそうなキャッチコピーをお店の方と頭を捻って考えたものです。
「似合わせカット」とか「モテ系」とか「ゆるふわ」とかこの頃のキャッチには多かった。
そして、同時期の店販品は、髪に香りをつけるものや手触りを良くするジェルタイプのものなど、男ウケを狙ったようなものがたくさんありました。
時を今に戻そう。
今、美容室に行く方の関心事は、
「安心、安全」、である。
美容室に行く時だけ関心事や価値観のスイッチが切り替わるわけではなく、美容室に行くという行為は生活の一部なわけで、やはり今は、消毒の状況やマスクの着用などのコロナ対策に関しての優先順位が高いことは間違いないだろう。
そこをいち早くキャッチして反映させたお店の5月号(掲載期間4月23日~5月28日)のPVと新規客数が伸びた。店全体の売上も昨年対比120%超え。
何をしたか。
サロントップにはお店の雰囲気のことや、得意なスタイルなどの情報は一切削除。替わりに消毒の徹底、マスクの着用等のコロナに対する対応をできるかぎり具体的に記載。
ニーズの変化、消費に対する考え方の変化を鑑みて、ジュニアスタイリスト限定のカラークーポンを特価で打ち出し。スパのみのクーポンの設置。
興味関心が変わればアピールするべきお店の“ウリ”も別のものになる。
元々広いサロン、隣の席との感覚が広いサロン、仕切りがあるサロン、窓の多いサロン、1人ずつしかお客様の施術をしないプライベートサロンなどはそのこと自体が“ウリ”となる。
そうなるとブログの内容やスタイリストの情報なんかもアピールできることもある。
元々キレイ好きで、「私潔癖症なんです!」と言っているアシスタントさん、スタイリストさんはそれをアピールすればいい。サロントップに入れたっていい。
「超がつくほどキレイ好きなアシスタント○○ちゃんが、いつもに増して店内除菌を徹底してくれています!」とか。
少し前にはなんて事のなかった見過ごされるような文言が今、刺さる。
大変とは、
大きく変化すると書く。
大変な時に、大きく変化する勇気と情熱があるか。
結果に表れたという一事例でした。