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こうだったら買いやすくなる店販品

美容室でシャンプーを買いたいという気持ちが一番高いのはズバリ

シャンプー中。

美容室に行くということはとてもポジティブな気持ちで、

スタイルチェンジするにもメンテナンスするにしてもきれいに、かわいく、かっこよく、スッキリするというワウワク感がある。

最初のシャンプーの時点では滞在時間が短いので、疲れていないので大抵この段階ではいい気分。楽しい気分。

疲れ果ててサロンに行ったときは、シャンプー台に通されて座る、もしくはフルフラットの場合横になった瞬間に「はぁー」と解き放たれて気持ちが柔らかくなる。

スタイルチェンジのみならず、シャンプー自体楽しみな人は結構多い。

お湯で流して、シャカシャカシャカシャカ・・・ぞわぞわっとするくらい気持ちがよく、耳元のシャンプーの音はとても心地よい。

そこにいい香りがしてくる。。

至福の時。。。

やはりプロに洗ってもらうとすすぎすら違う。水がサーっと下へ落ちるスピードが早い気がする。

その後、トリートメントを塗る時すでにいつも自分で塗る時の感覚ではない

トゥルンと感とスルスル感がある。

このタイミングのどこが一番買いたくなるか考えてみたところ、

いい香りの段階。

「なんの香りだろう」

「どんな効果のあるシャンプーだろう」

「おしゃれなパッケージかな?」

「どのくらいのサイズでいくらくらいするんだろう」

「すぐ買えるのかな」

こんなことを思ったりしながらシャンプー台から起き上がる。

よっぽどで、ちょうどシャンプーがなく、少々高くてもいいやって思える時は

「今してもらったシャンプーってお店で売っていますか?」と質問を切り出す。

が、大抵は「ま、いっか」となり、滞在時間中に徐々にどんなスタイルにするかとかワクワクの意識に占領され、大抵忘れていく。

中にはシャンプー前のカウンセリングの際に髪のダメージ度合いや頭皮の悩みなんかによって選んでくれるところもあり、事前に説明がある。

「最近髪が細くなったことが気になられているようですので今日使用するシャンプーは頭皮用のシャンプーを使用しますね」という説明からスタートする。

PREP法という文章校正の方法がある。

文書やプレゼンテーションを相手に論理的に伝える方法のことで、

P (POINT)…要点、結論

R (REASON)…理由、根拠

E (EXAMPLE)…実例

P (POINT)…要点、結論

の順だと相手に説得力があり、論理的に伝わるというものである。

先にP(POINT)要点や結論、目的、何を言おうとしているのかを伝えることで

言われた相手は聞く準備ができ、理解しやすくなる。

シャンプーの際、事前に説明ありとなしではお客側に意識させる確率がグンと上がる。そして、先に説明してあれば

「いかがでしたか?」という気に入ったかどうかを確認することができ、

お客側も聞きたいことを聞くチャンスを受動的に得られるので楽なのである。

シャンプーが選べないケースであっても

使用しているシャンプーのボトル、効能、金額がディスプレイ、もしくはPOPでお客側が必ず見る場所にセットしてあれば購入比率は上がる。

実際に店販率が上がった実例です。

よろしければお試しください。

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