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「私、挫折したっぽい」と思ったときちょっと救いになるかもしれない話。

 大小あれど、挫折や挫折っぽい状況になったことって仕事をしていたらありますよね。

今日は毒女のたくさんある挫折体験の中から劇的に切り替わった話を。

今、苦しんでいる人の助けになればという気持ちで届けます。

ただ、”挫折気分の濃度”により刺さる度合いは違うと思うのですが、

ほんまに何もできないくらいに落ち込んでいる人はこの記事よりも

抜け出すために焦って努力しようとするよりも、

一回どん底までネチネチ、しつこく一人で悩んだ方がいいかもしれないです。

植物も元気のない時にたくさん水や肥料をあげても腐るだけです。

人間の体もおなか壊してるのに栄養たくさん入れても出てしまうように。

これからの話は、そこからちょっと具体的にアクションしたくなってきたくらいの挫折気分濃度の方におすすめです。

 1999年に公開されたフランスとアメリカの合作伝記映画で、

リュック・ベッソン監督の『ジャンヌ・ダルク』。

この映画の主演だったミラ・ジョヴォヴィッチ。

この女優さんに特に興味があったわけでもファンでもなかったが、

公開から2年後の7月頃、にわかファンになったことがある。

毒女は当時転職したばかりの時期。

独立起業しようと張り切って退職するも色々あって道を断たれ、

目標や目的を失った状態で挫折感満載で別の会社に転職。

当時28歳。

一念発起して起業の夢を叶えようと、全精力を注いでいた時間がなくなると、

その時点で自分ができることに集中することで傷を埋めようとがむしゃらに仕事に打ち込んでいた。

そうすると上司に褒めてもらえることもあったり、しっかり評価をしてもらえた。だけど、やはり「何やっているんだろう、私は」という想いはずっと頭の中にあり、忘れるどころかこびりついていることに気づいてしまってからは、

現実の生活の中では充実しているようでも、

より一層深く沈んでいくような感覚が何か月も続いた。

そんな時、当時よく読んでいたAERAの中にたまたまミラの記事があり、なんとなく読んでいた。その言葉が、沈んだ気持ちを軽く、明るく、じんわりあたたかいような希望をもたらした。

元々売れない女優だったミラは、毎日毎日努力をし続けたというような内容。(ざっくりすぎ)

その中で20年近く経った今も忘れない一文がある。

「チャンスとは、全速力で走ってくる馬みたいなもので、その馬に飛び乗れる体力をつけておく必要もある。それにもうひとつ、その馬がチャンスだと見極められる目を養う努力も必要」

という内容。

その後売れなかったミラはチャンスをしっかりつかみ、今や大女優になる夢を叶えた。

毎日仕事をしていると、特にお給料をいただいてお仕事をさせていただく立場の場合、「一体これは何のためになるのだろう」とか、「今やっていることは一体何の役に立つのだろう」とか「自分は一体何をしているんだろう」とか思うことがたまにある。

営業をしていて成績がよくても、所詮人が勝手に決めた目標で人が作った商品、強い会社のおかげで成績が作られているだけで、自分しかできない仕事だとも思ってないような冷めた、可愛げのない気持ちもあった。

しかし、「いつか起業にまたチャレンジするかも」と思ったとき、

チャンスに気づかないようなもったいないことをしてあとで気づいたら悔しい想いをするのは嫌だと思ったし、つかんだはいいが、何もできないようでは情けない。どんなことで起業するにしても営業力は必要になるだろう。

ならば、自分にしかできない、自分らしい営業をして会社の看板がなくても生きていけるような力をつけようと切り替えることができた。

同じ仕事をするにも捉えなおしをすることで全く違う仕事のように、

楽しく、充実したものになった。

そして、営業成績は達成するのが当たり前となり、数字をクリアすることが最終目的ではなく、目の前のクライアントに成果をもたらすことだけではなく、その過程でどんな感動的なシーンを共有できるかということに変った。

クライアントと自分との共創の課程や成果の共有で笑ったり涙したり心を動かすことができるか、そこに夢中になってプレッシャーと喜びの上がり下がりでとても疲れたけど充実していたし、楽しんでいた。

苦しい時、とことん凹んで自分が苦しんでいることを認めた後、

立ち上がりやすいやり方でまた歩いてみるってのはどうですか?

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