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人を虜にする究極のカウンセリング

今日は、やっぱり本質、目的を見失ってはいけないな、という話。

商談中、

やたらパソコンに入力する人がいらっしゃる。

それ自体悪いことだとは思わないし、

後でまとめたり、後で調べたりする必要が

ないから効率的だし、

昔と違って

スマホをいじっている=遊んでいる

というわけではなく、

対面の場面であっても

デジタルツールをいじりながら

ということは当たり前になってきている。

実際私も、よくやっている方だと思う。

そのくせに、

どうも昭和マインドがこびりついているのか

相手に対して失礼ではないかと

思いながらやっているので

いつも「いいかな、そろそろPC開いても」とか

タイミングを見計らったり、

ハードなタイピングで相手が集中できなくならないよう

いつもよりかなりソフトタッチでタイピングしたりする。

逆の立場のケースで、

ハードパンチャーな方と話しをしているとき、

カチャカチャカチャカチャパーーーン!(エンターおすパーン)

カチャカチャカチャチャカチャ「なるほど」パーーーーン!

に集中できなくて、何を話していたのかわからなくなることがあるから。

間の「なるほど」がエンターのようなPC操作の一部のようにも

聞こえてイラっとすることもある。

顔は常にモニターでアップルウォッチかなんかが

時折何かのお知らせを頻繁にしてきて

チラチラみながら

「なるほど」と言われるようなことを言ってないのに

また「なるほど」と言われると、

一体この人は何を記録して、

何のためにこの時間を対面にして、

何が今の時間一番優先しているのだろう。

と思ったりする。

大抵の場合、

その記録が後々「あーそのためだったのね」と

いうような場面はなく、

ただただ対面中のプチイラっとや対面後のモヤモヤだけが残る。

相手の顔をみながら、ノートを取り、

丁寧にうなずいたりせよとは言わないけど、

相手には「よく記録してくれてるな」とか

「仕事ができそう」とか(むしろ逆に感じる)思うことはなく、

「聞いてんのかな?」「仕事詰めすぎ系の人なのかな?」とか

思ってしまう。

自戒の念も込めて。

話は変わるけど、先日、逆流性食道炎がひどくなり、

初診で近所の胃腸器内科に行ったときのこと。

先生は70代くらいかなー?おじいちゃん先生で、

丁寧に問診をしてくださった。

時に紙に書いてわかりやすく説明してくださったり、

「他に気になることはないですか?」とか

そういえばこの質問、病院であんまりされることないな、と

新鮮で。

最後に「恐らくお薬とっても効くと思うからお楽しみに」

とまで言ってくださって、なんかほっこりして

「はい!楽しみです!」と病院で発言したことのないようなお返事をして

帰ったのでした。

余談ですが、途中私が何か言いかけたことも

しっかりひろってくださって

「さっき何か言いかけてたのに遮ってしまって

ごめんなさいね。何でしたか?」と言われたんだけど、

どうも大したことではなかったらしく、

「何かわすれちゃいましたが、たいしたことではなかったと

思います」と笑い合いました。

さて、

もちろんおじいちゃん先生は、PCに打ち込むことはなく、

ほとんどはカルテに記入しながらなんだけど、

その時

「あれ?PCが紙になっただけだよね」と思った。

もちろんおじいちゃん(もはや呼び方が)は、

時折こちらを見ながら

診察してくださるんだけど、

言葉遣いや優しい口調や、

「他にはないですか?」によって印象は全く違う。

美容師さんも、私のような仕事の人も

仕事の場面で病院の問診のような要素がある。

・相手が何を求めているのかを積極的に知ろうとすること

・非言語(言葉以外)の気遣い

この辺がプロの知識以外に重要だなと思ったのでした。

そしてこれらの積み重ねが信頼関係を作り、

安心感につながり、互いに積極的なコミュニケーションが生まれ、

良い結果につながる。

そんなことに気付かせてもらった

私の胃酸に感謝。

今日はこのへんで。

みなさんに今日もHappyを。

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