組織はハコ優先ではなくヒト優先がいい

コロナにより、外部環境が変わった。
この変化に伴い最適化するために変化の一歩を踏み出せるかどうか。
これまでの慣習を見直し、新しい戦略が必要になる。
戦略が変われば働き方や役割、組織を見直す必要がある。
ひょっとしたらこれまでも既に現状とマッチしていない組織運営だったかもしれない。
役職ありきでそこに人を当てはめていく作業。
あてはまらなければその人を教育するなりして無理やりはめてしまう作業。
本当に彼や彼女は店長にならないといけないのか?
マネージャー、チーフ、ディレクター、、、さまざまな役割にきちんとした定義があり、人が活かされているのか?
管理職になりたくないのに、なってしまったことで体を壊してしまうこともある。かならずしも出世がその人にとっての報酬とは限らない。
では、その人が活きるポジションがあれば?
管理職か管理職じゃないかの二者択一ではなく、人に合わせたポジションを設定するなど、個人と会社とで新しい組織を共創できないか?
なりたくもない店長になって、「店長なんだからこれぐらいしろよ」と言われても受け止める側は「なりたくてなったわけじゃない」という思いにもなる。
その先には、降格か、我慢して店長をやり続けるしかないとしたら、
ある意味逃げられない役職ハラスメントなのではないかと思うことがある。
戦略として組織構築をし、最適だと思う役職、役割を作ったうえで、そこに当てはまる人がいないのであれば、辞令を出した責任として、成長を促すためのフォローをするか、別のポジションを考えるか、それくらいのことはするべきなんだろうな。
「経営者視点になれよ」って言われても
経営者でもないのになれるわけない。(とわたしは思っている)
役職ありきでなく、人を活かすことの方が大事なのではないか。
働く人はその人らしい仕事をし、その経営者らしい組織をつくることで、自分らしい経営をし、そして独自のお店、会社になる。そこには、「ここでないとだめ」と言ってくださるお客様や協力者とつながり、
誰かの幸せの条件に無理にあてはめて安心することではなく、
自分や自分のまわりに居る人にとって最適な幸せがあるんじゃないか。